メタゲノム解析への期待

 今日(2007年7月23日)の朝日新聞の科学面に、メタゲノム解析が大きくとりあげられていました。研究されている細菌は、約5000種で、その数は、地球上の全細菌の約1%にも満たないと書いてあります。わたしがバイオテクノロジーの分野の仕事をはじめたとき、今から約10年前ですが、これと同じ話しを教えてくださった製薬企業の研究者の方がおられました。その方が、今後、新たな微生物の新たな蛋白質が大きく産業に影響を与えるだろうと予言されていたのをたいへん印象深く記憶しております。本当に、宝の山だと思います。あのヒトゲノム解読を国際プロジェクトより先にやってのけた、セレラ・ジェノミックス社を企業したクラーク・ベンダー氏は、1500リットルの海水から、120万個の新たな遺伝子を見つけたそうです。