−はじめに 

 コンピュータのソフトウエア開発という仕事が、「どういう仕事であるのか」なんて考えながら、プログラムの開発に携わっている方は、どのくらいいらっしゃるのでしょう。技術者側は、多かれ少なかれ、なにがしかの意識を持っておられるでしょうが、発注する側の方々、特に、生物学の研究者のみなさんが、ソフトウエア屋さんに作業を発注されるとき、「どうやってたのめばいいのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。
 そこで、転写配列旅日記というブログのタイトルからは少し逸脱しますが、転写配列のお話のつなぎに、ご発注していただく研究者の方々が、ソフト屋さんに対峙し、作業を発注するときの参考になるような記事を少しづつ日記風に書いてみることにしました。
 満足していただけるプログラムやシステムができあがるために、ソフト屋さんとどのように付き合っていけばよいか、どのような仕事の進め方をすればよいか、少しでもヒントをつかんでいただけるといいのですが。